第3回まちなか回遊ツアー ~まちのりdeケンチクサンポ編~part②
金沢観光のお土産に まちのりサブレ!
本日もご利用有難うございます。昨日の雨が嘘のように、夏日となってます。
昨日のまちなか回遊ツアーpart①に引き続き、本日はpart②を紹介します。
文化ホールを出て、一行が次に向かったのは、しいのき迎賓館です!
しいのき迎賓館といえば、大正13年に建てられた、旧石川県舎が、コンバージョンにより人々をもてなす文化施設となり、休日には広大な芝生広場にて、金沢城の石垣をバックに様々なイベントが開かれる、
今や市民や観光客の憩いの場となっています。
玄関を入ると、格調高い石川の歴史を感じさせるホールと階段が、出迎えてくれました!
ツアー当日は、丁度陸海空自衛隊のパレードが実施されており、多くの方で賑わっていました!
続いて、しいのき迎賓館と同様に、今や金沢のまちなかのランドマークにもなっている金沢21世紀美術館へ!
金沢観光といえば、ここを外さない人はいないぐらいの名所です。
円形の総ガラス張りの素敵な現代美術館です。特にレアンドロ・エルリッヒ作の「スイミング・プール」は、プールを介して地上と地下で人と人が出会う有名な作品ですよね~♪
ツアーでは、無料の交流ゾーンを中心に回りました。ここでは”ミスターまるびぃ”こと、市歩ける環境推進課の吉田氏に説明をバトンタッチ☆
設計に至った経緯や、ガラス厚さなどなど...現場でしか知らない情報を教えて頂きました!
ジェームズ・タレルの”ブルー・プラネット・スカイ”で、しばし休憩を!
天井中央の切り取られた正方形のこの空間では、差し込む光の変化に癒されながら、背もたれの壁石は地元の”戸室石”だそうで、
戸室石には、”赤トンボ”と”青トンボ”と2種類あり、建築資材としては見た目にも赤トンボが重宝されるらしいですよ~♪
その後、金沢歌劇座へ~♪
金沢歌劇座は、旧金沢市観光会館という名前であったが、当初は観光物産コーナーのみであったが、その後市民向けの催物ホールになっていたため、観光物産館とややこしいので、名前を今の金沢歌劇座になったそうです!
そして最後に向かったのは、今や金沢の新名所”鈴木大拙館”であります!
初めて訪れるスタッフもいて、ツアーの前から大変楽しみにしてました☆
ここは、金沢出身の世界的な仏教哲学者・鈴木大拙の思想や、その人となりを紹介する施設です!
玉川図書館レポでも触れましたが、日本を代表する建築家谷口吉生氏の設計です。ニューヨーク近代美術館を設計するなど、世界的にも有名で、彼の作品見たさに、こられる外国人もいるそうです。
香村先生曰く、彼の作品は水庭が特徴で、鈴木大拙館も”水”を使った設計になっていますね。なるほど~☆
さあいよいよ入館しましたが、施設の学芸員さんの解説付きということで、とても勉強になりました☆
学芸員さんの案内の中、真っ暗で、ひんやりとする内部回廊を通ると、玄関の庭が広がります☆
これは、となりのトトロでもおなじみの木で、神聖なものが宿るということで、当館のシンボル樹となる”クスノキ”だそうです!
ここまで大きなクスノキは、とても珍しいそうです。
クスノキは、5~6月に先端が赤くなる時期外れの紅葉をすることでも知られているんですよ☆
この後、「展示空間」・「学習空間」・「思索空間」を順番に回りました。
特に「思索空間」から見える水鏡の庭では、水面に浮かぶ波紋を見ながら、しばし静寂の中で物思いにふけることができ、贅沢な時間を過ごすことができました☆
半日で駆け巡ったツアーでしたが、講師や学芸員さんのおかげで、非常に楽しいツアーとなりました!
皆様にもとても満足して頂き、久しぶりに乗ったという”自転車”を満喫していただけたようで良かったです☆
また秋ごろに、第4回まちなか回遊ツアーが開催できればと考えてます。
次回は、少しマニアックで深い内容で、左脳を刺激するツアーにしたいと思います!
※今回香村先生のお話で、個人的にうーーん!なるほど~!!と思ったお話を一つ紹介♪
近世資料館で、佐々成政の判物(撮影NGでした)について、紙半分を横半分に折った文書が展示されており、これを折り紙と呼ぶそうなんですが...折り紙とは昔から公式文書や贈答品目録に使われていたそうです!
そこで、確かな文書や品質が保証されているという意味から、今でもそのような保証されたものについて「折り紙つき」の語源はここからきているそうです!
ではまた次回お会いしましょう♪