まちネタ

「コギコギ」で東京スカイツリーへ。

人と街をつなぐコミュニケーションツール。

金沢レンタサイクルまちのり。

 

2月も終盤に差し掛かり、もはや春の訪れを感じさせる晴天が続いております。当然のごとく、われらが「まちのり」も晴天に誘われフル稼働の状況。ご利用いただいております皆様に、心より感謝申し上げます。

そんな中、提携窓口の一つとしていつもお世話になっております金澤町家ゲストハウス「あかつき屋」さんのブログにて、お客様のご利用の様子をご紹介いただきました。とっても素敵で充実の内容ですので、ぜひご覧くださいね♪

▼晴天!まちのり自転車で駆ける(あかつき太郎の町家日記より)

https://akatsukitarou.blog96.fc2.com/blog-entry-628.html

 

さて、今回は、東京のど真ん中でサービス提供中のシェアサイクル「コギコギ」(cogicogi)をご紹介。

この「コギコギ」さんは、今東京で最も話題を集めているといっても過言ではない「東京スカイツリー」の周辺エリアと、渋谷・代官山・表参道エリアの2つの地域でサービスを実施しているシェアサイクル(コミュニティサイクル)事業です。詳しくは、下記URLから公式ホームページをご覧くださいね。

https://cogicogi.jp

「コギコギ」の主な特徴は以下のとおりです。

・すべて電動アシスト自転車。

・完全なる民間事業(行政はノータッチ)。

・お店との連携でサイクルポートを確保(有人対応)。

・どのサイクルポートでも貸出返却が可能(他のコミュニティサイクルと同様)。

 

今回は、限られた時間の中、上野や浅草をはじめとする「東京スカイツリー」エリアにて利用してみましたので、その感想等をリポートしますね。

まず、ホームページでサイクルポートの場所を確認し、駅から近い場所にポートがある浅草を起点とすることに決定。自転車を借りるべく、東京メトロ浅草駅より徒歩3分ほどの場所にあるお店、「和風茶処 茜」さんにアクセス。ここで注意!コギコギホームページ上では浅草駅併設の「浅草EKIMISE」となっていますが、その中には無いので要注意です!(僕はこの罠にはまり、探し回ってしまいました・・・。)

とりあえず自転車を借りられればよかったのですが、何となく、何も注文せずに出ていくのが申し訳ない気持ちになり、「くずもち」を食べてから行動することに。なるほど、お店にとってはこんなメリットもあるわけですね!

くずもちを食べながら、スマートフォンで「1日会員」(1575円、乗り放題)の登録を行いました。氏名や電話番号、メールアドレス、クレジットカード番号等を入力すると、登録したアドレスにすぐにメールが送られてきます。その画面を個人認証がわりに店員さんに見せることで、自転車の鍵を借りることができます。

▼浅草駅。この建物の中にはないので要注意!

▼和風茶処 茜さん。ここで自転車の鍵を借りたり返したりできます。

▼ただ自転車を借りるのも忍びなく、「くずもち」をいただきました。

▼店員さんより鍵を受け取り、いざ出発!

▼サイクルポートはお店から道路を渡ってすぐの駐輪場の一角にあります。

▼鍵の番号と同じ自転車を使用します。

▼自転車はパナソニック製の「シュガードロップ」。

▼カゴには荷物が飛び出さないような工夫も見られます。

行き先は、何といっても「東京スカイツリー」ですね。浅草駅から歩くとけっこうな距離があるのですが、自転車であればわずか5分ほどで行くことができます。暖かい日差しの中、吾妻橋をさっそうと自転車で走ると、何とも言えない爽快感がありますよ♪

▼まずはやっぱり「東京スカイツリー」へGO!

▼細街路からもスカイツリーを眺めながら移動できるのが自転車のメリット。

▼あっという間に到着!スカイツリーが大きすぎて写真に入りません笑。

 

せっかくなので、「ソラマチ」の中を少し散策し、展望台へ。しかし、当日券購入場所は長蛇の列で「40分待ち」の表示・・・。平日の日中でもこの人気。恐るべし、東京スカイツリー!ということで断念。次回のお楽しみということにしました。

帰りは、言問橋を渡り、隅田川沿いにある「隅田公園」を抜けて、「雷門」の前を通過し、上野駅方面へ。言問橋の上から振り返ると、とってもきれいなアングルでスカイツリーを眺めることができました。また、隅田公園には川沿いにカフェが設けられており、スカイツリーを眺めながらゆったりできる素敵な空間ができています。雷門は、相変わらずの大人気!人の切れ目を狙って、なんとか写真に収めることができました。

▼言問橋から眺める東京スカイツリー

▼隅田公園のカフェ空間。

▼浅草と言えば「雷門」。

 

なかなか快適で円滑な東京スカイツリー周辺巡りでしたが、最後にオチが・・・。

上野駅にもっとも近いポートで返却しようと思い、手元のマップに掲載された「チサンホテル上野」へ。

しかし、ホテルの周りをみてもそのような気配がなく、案内もない様子。フロントの方に尋ねてみると、

「あ!もう契約してないんですよー。」

との一言。

 

無念・・・。しかし、ホームページのポートマップをみると、たしかに無くなっている!僕の見落としでした(涙)。

気を取り直し、そこから最も近い「オークホテル」へ移動。そこでは難なく返却することができ、事なきを得ました。

▼オークホテルで返却。無造作に並んでますが、対応はばっちりでした。

 

今回、コギコギを使ってみて、あらためて電動アシストの良さを感じることができました。また、見知らぬ地を自転車で巡る楽しさも実感することができ、やはりこのような自転車シェアのサービスは都市のインフラとして必要なんだなぁと思います。

また、コギコギは、「まちのり」や他都市で広まりつつある無人セルフ型のシステムではなく、複数のホテルや店舗の協力を得た有人対応のサービスであり、人と街のコミュニケーションという面で素晴らしい取り組みであると感じました。協力する店舗にとっては直接的な消費効果も期待でき、一石二鳥の取り組みですね。

一方で、少し気になったのはマップの更新や自転車の後輪の空気圧。この点は、サービス提供者側としては非常に難しい課題であり、複数拠点に点在する自転車を常に最高の状態に保つことは、並大抵の苦労ではありません。しかし、常にベストコンディションでお客様にお楽しみいただけるよう、絶え間なく努力することが大事であり、このサービスに懸ける運営主体の「アツさ」が求められるところ。この意味では、まちのり事務局スタッフはかなり高いレベルにあるんじゃないかなと自負しています。これから新幹線が開通し、よりたくさんの方々に気持ち良くご利用いただけるよう、初心に帰って頑張りたいと思います!

それではまた。