まちネタ

ドナ☆スタ46回目

金沢をくるくる走る!「まちのり」

「手を伸す水の少女か一むらの濃き緑より睡蓮の咲く」 与謝野晶子

▼金沢駅西広場に咲く睡蓮

皆さん百万石まつりは楽しめたでしょうか。私は近江町市場前で利家役の「原田龍二」を見ましたが、観衆に大きく手を振って答え、盛り上がっていましたよ!さて、金沢駅西口広場には睡蓮の花が咲いていました。睡蓮の花は、清涼感があっていいですよね。駅を訪れた際はご覧になってはどうでしょうか。

今日は「ケンチクサンポ番外編part2」として、二つの施設をちょこっと紹介します!

一つ目は、「中島商店ビル」

▼中島商店ビル(十間町ポートから徒歩1分)

鉄筋コンクリート造3階建てのこの建物は、紙卸業・中島商店のビルとして昭和7年に建設されました。当時、中島商店の店主・三代目中島徳太郎氏が、旧加納合同銀行(北國銀行武蔵が辻支店)の役員であり、武蔵が辻で建設工事が進む同銀行本店を見て、その設計者・村野藤吾のデザインに惚れ込み、自社ビルも村野に依頼したといわれています。建物の外観は、玄関周りの御影石張り部分と壁面のタイル張り部分とが、対比的に扱われています。

 二つ目は、「旧陸軍第九師団司令部庁舎(県立歴史博物館石引分室)」

▼旧陸軍第九師団司令部庁舎(兼六園ポートから徒歩7分)

旧陸軍第九師団の司令部庁舎。前回紹介した旧陸軍金沢偕行社のお隣です。「師団」とは、陸軍の平時最大の戦略単位。通常、管下に4個の歩兵連隊が置かれました。同庁舎は、師団にかかわる事務を執行するための建物でした。明治31年、金沢城内二ノ丸跡に建築されました。設計は、陸軍第九師団経理部です。戦後、昭和43年に現在地に移築される際、両翼が半分に切り縮められた他は、ほぼ原型を保っています。現在は、県立歴史博物館分館として活用されています。建物の外観は、一応ルネサンス様式を基本としてまとめられており、正面玄関上部の屋根妻面に三角形の破風を付けているが、これは古代ギリシャ建築に由来するペディメントの模倣であるといわれています。

さて、石引にある旧陸軍第九師団の司令部庁舎のお向かいに「県立伝統産業工芸館」があります。この施設は旧石川県美術館でしたが、設計者は金沢出身の建築家谷口吉郎氏の設計です。「県立伝統産業工芸館」では7月31日(木)まで「金沢・岐阜ふたりのワガサシスト展」が開かれています。詳細はイベント紹介でお知らせします!

週末のイベントをご紹介♪

一つ目は、「金沢・岐阜ふたりのワガサシスト展」

▼和傘

【場所】

県立伝統産業工芸館

【期間】

7月31日(日)まで

【会館時間】

9:00~17:00(入館は16:45、最終日は15:00まで)(第3木曜日休館)

【展示室】

2階第4展示室

【作品数】

80点

【概要】

同工芸館によると、和傘作りは100工程以上あるとされるが、現在金沢では傘骨作りまでの工程は行われておらず、その傘骨を束ねて開閉する精密部材・傘ロクロとも岐阜県内に供給を仰いでいるのが現状です。そこで、当展覧会は、伝統的な和傘の制作工程を詳しく紹介し、併せて和傘作りの危機的現況と課題を知ってもらうこころみです。

二つ目は、「オーケストラ・アンサンブル金沢楽員による「ふだん着ティータイムコンサート vol.17」」

▼ティータイムコンサートパンフレット

【場所】

金沢市民芸術村

【日時】

6月15日(日) 13:00~

【入場料】

無料

【概要】

毎年恒例、OEKメンバーによるコンサートです。オープンスペースとミュージック工房にて、様々なジャンルの音楽を気軽にお楽しみいただけます。「子供のためのコンサート」として、曲目はポルカ「観光列車」、アイネ・クライネ・ナハトムジーク、クラリネットポルカ、トランペットの子守唄、キッチンコンチェルトなどです。また、恒例!1分間指揮者コーナーもあります。コーヒーのサービスもあるようなので、日曜日の午後のひとときに、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

 今回はブログの出だしが昨日のスタッフm.kのブログと似てしまいました!ino隊長、スタッフm.kとブログの構成が似てきているのは、お互いがmizu師範の影響を受けているからでしょうか。次回はオリジナルを出すよう頑張ります。それでは。