東京都内で新登場!「HALLO CYCLING」体験記♪
日曜担当のm.kでございます。
いよいよ4月に突入し、明日から新年度スタート!
皆様いかがお過ごしでしょうか?天気は良いものの風はまだ冷たく、朝夕と日中の寒暖差が激しいので、くれぐれも風邪を引いたり体調を崩さないよう気を付けていきましょう!そんな中、「まちのり」はおかげさまで1台あたり6回以上利用される盛況ぶり。そろそろ桜のシーズンにもなりますので、これからぜひ「まちのり」で金沢の桜スポットを巡ってみてくださいね♪
さて、今回は、昨年11月から東京都内(中野区・台東区)で新たにスタートしている自転車シェアリングサービス
について。
「ん?東京都心の自転車シェアリングサービスはドコモさんの赤い自転車だけでは??」
そう思われた方はかなりのクロウト!しかし、僕のようなコミュニティサイクリストになると、新規サービスにかなり敏感になっており、前々から気になっていた「HALLO CYCLING」を体験してみましたので、簡単にご紹介します。
▼ひそかに、着実にスタートした「HALLO CYCLING」
▼なんと!このサービスは、ソフトバンクと関連会社が連携して開発したシステムを搭載。東京都心ではすでにドコモバイクシェアが自転車3000台、ポート250箇所規模で展開中ですが、ここにきてソフトバンクが新システムを導入。2020年の東京オリンピック時の本格導入に向けて、通信大手会社の熾烈な争い(赤い自転車 VS 白い自転車)が始まりそうな予感です。
▼一番の特徴は、ハンドル部に設置されたこの小さな端末機。これが通信機器となって自転車の貸出・返却の管理が行われます。ドコモバイクシェアの各ポートには「ビーコン」と呼ばれる通信機器があり、それを媒介して貸出・返却処理が行われますが、ソフトバンクのシステムでは「ビーコン」不要。後発システムということで工夫されています。
▼どうやって使うのかな?と思ったところ、カゴに設置された説明書を発見。
▼まずは専用ウェブサイトから利用者の登録を行います。最初に氏名とメールアドレス、電話番号等を入力すると、そのアドレス宛にメールが届き、本文に記載されたURLへ移行してクレジットカード等の本登録を行います。スマホを使いなれていない人はちょっと戸惑うかもしれませんが、わかりやすい登録画面になっています。所要時間は5分ほど。クレジットカードを手元において登録作業を進めてください。
▼登録が完了すると、お目当てのポート(ステーション)にある自転車を「予約」します。ウェブサイトの地図上からステーションを選ぶと、下のようにポートの写真とそこにある自転車の一覧が表示されます。その中から選んで予約を完了します。
▼そうすると、登録したメールアドレスに予約完了のメールが届きます。この中にある4桁の「暗証番号」は、自転車を借りるときに必要な番号になるので覚えておきましょう。
▼ステーションの予約した自転車のところに行きます。予約時の自転車の番号は、後輪の泥除け部分とナンバープレートに記載されています。
▼ハンドルの端末機の画面部分をタッチします。すると、言語を選択する画面になるので下の1~6の番号の1をタッチし、「1=日本語」を選択しましょう。画面がすぐに消えてしまうので、素早く作業を行う必要があります。
▼ここで、先ほどの4桁の「暗証番号」の出番です。これも下の1~6の数字で入力します。僕は「2116」を入力。
▼すると、この端末機が通信を開始し、先の予約内容や利用者情報を照合します。
▼何とか無事に「認証OK」が表示され、同時に後輪部分のロックが解錠されます。これで晴れて「HALLO CYCLING」を借りることができました!ちなみに、スイカやパスモなどのICカードを鍵替わりに登録することもできるようです。
▼こちらが使用車両のヤマハPAS。電動アシスト自転車、内装3段変速、26インチ。電池残量もバッチリです!
▼今回は御徒町駅から近いステーションで利用。
▼上野・御徒町界隈には現在4か所のステーションがあり、今回はそのうち3か所を回遊。ひとつはホテル裏の小さなデッドスペース、もうひとつはホテル敷地内の1階部分に設置されており、場所を選びません。これは、電源や通信機器などのハード設備が不要なシステムならではのメリットですね。
▼自転車の返却処理は下記の通り。まず、自転車後輪の鍵をかけます。すると、端末機が下のような表示となるので、一時駐輪の場合は「1」、返却の場合は「2」を押します。ここでは返却なので「2」をタッチ。
▼次に、自転車を借りる際に入力した暗証番号(4桁)を入力します。僕はさっきと同じく2116を入力。
▼すると、認証中→返却処理中→完了の順に画面表示が遷移します。これにて無事に返却完了。メールも届きます。
東京都心ではドコモバイクシェアの赤い自転車をよく利用していますので、正直なところ、違うサービスが混在すると利用者にとってはわかりにくく、せめて山手線内くらいのエリアではサービスの統一を図る必要があると思います。その点では、赤い自転車がほぼ山手線内を手中に収めているといえます。
しかし、ドコモバイクシェアがまだ入っていない台東区(上野、浅草などを含む人気エリア)に先行導入されたソフトバンクの白い自転車。中野区の6箇所を加えると、現在はわずか10か所であり、ドコモバイクシェアの約30分の1程度のサービス規模ですが、後発システムのメリットでシェアを奪えるのか??
「自転車シェアリングは鉄道やバスと同等の公共交通として扱われるべき」という根本的なポリシーはさておき、今回利用してみた「HALLO CYCLING」はなかなか面白いシステムだなと感じました。登録時の手間や端末機の操作性、電動アシスト自転車のバッテリー充電の仕組みなどの部分を改善できれば、次世代モデルとしてヒットしそうな予感がします。
というわけで、これからも国内外の最新動向をキャッチして皆様にお届けしていきたいと思います。
ではまた。