東京都心5区で使える自転車シェアリング!
金沢のまちがもっと好きになる。
金沢レンタサイクルまちのり。
金沢のまちにも雪が積もり、いよいよ冬本番。と同時に、自転車にとっては厳しい季節の到来となりますが、本日は金沢も晴天。やはり寒くても天気が良ければたくさんご利用いただけております。「まちのり」を移動手段としてご活用いただいている皆様に心より感謝申し上げます。
さて、本日は所変わって東京都心の自転車シェアリングについて。
今年の10月1日より、東京都心の5区(千代田区、江東区、港区、中央区、新宿区)で、ポート約200カ所、自転車約2000台規模の自転車シェアリングサービスが提供されています。
事業主体は各区、運営主体はドコモバイクシェアさんで、ドコモのコーポレートカラーである赤色の自転車で颯爽と走る姿をよく目にするようになりました。
過去のブログ(ちよくる体験記)でご紹介したときには千代田区内での貸出・返却となっていましたが、その後同様のシステム導入が進み、5つの区の境界をまたいでどこでも利用できるように。このことで一気に利用者数も増加しているようです。
JRや地下鉄、バスとうまく組み合わせて活用すれば、東京都心の移動がとってもスムーズになりますね。
▼ドコモレッドの自転車。
▼最大の特徴は、「電動アシスト自転車」を使用し、自転車1台1台の後輪部分に通信機器を搭載。登録後、ここにICカードをかざせばいつでも利用できます。登録方法はこちら。使い方や料金体系はこちら。
▼近隣の人々も興味津々。
▼公園の中や駐輪場の一角を活用してポートを配置。道路上を活用している場所もあります。
▼各区からの相互乗り入れを可能としたことにより、各区の自転車が混在しています。これをみるだけで広域的な利用が増えていることが創造できます。
▼非常に便利な一方、課題も。まずは「電動アシスト」の電池容量について。朝利用しようとすると、ポートにあった3台の自転車がすべて電池容量ゼロの状態。。。料金体系が「1日利用」ではなく「1回利用」となっており、一度借りたら料金が発生し、別の自転車にすぐに変えると損をします。よく確認してから利用しましょう。
▼2つめの課題は「駐輪ラックがなくても返却できる」こと。これは省スペース化やコスト縮減に効果的な面もありますが、「想定以上の台数が返却できてしまうこと」がデメリットとして挙げられます。自転車と自転車の間に無理矢理入れて返却されているものや、夜間の駅前では凄まじい状況になっているところも。。。
それにしても便利な自転車シェアリング。いくつか課題はあるにしても、すでに充実した東京都心の公共交通網をさらに便利にするポテンシャルを秘めています。
ちなみに、このサービスはまだ「社会実験」であり、東京オリンピックまでにはさらなる展開が期待できそうです。
この自転車シェアリングサービスを、欧州や台湾のように「公共交通」(公共自転車)として捉え、他の交通手段との連携を図り、将来的には世界一便利な都市・東京になるよう発展してもらいたいなと思います。
そのころを見据えたときに、自分たちの「まちのり」はどうあるべきか。これからしっかり考えていきたいと思います。
ではまた。