まちネタ

熱い!コミュニティサイクルまちづくりサミット in 名古屋(1日目)

金沢のまちが、もっと好きになる。
金沢レンタサイクルまちのり。

本日も良い天気で、まちのりライドがほんとに気持ち良かったですよ~☆
11月が例年以上に寒すぎたせいか、本日は平年並みでしたが、かなり暖かく感じました。
この時期にはなかなか出合えないお日様を浴びて、まちのり自転車たちも満足の様子♪
冬期も元気に稼働中ですので、ぜひご利用くださいね!

さて、先週の12月13日~14日の2日間にわたり、全国各地のコミュニティサイクル(公共レンタサイクル)の達人たちが、名古屋市に集結いたしました。
その達人たちの一員として、小村副師範とスタッフmkもお招きいただきました。
なんて心の広い・・・主催者の皆様に心から感謝申し上げます!

▼会議の概要はこちら
https://www.city.nagoya.jp/ryokuseidoboku/cmsfiles/contents/0000042/42602/241128Cycle.pdf
https://www.soken.co.jp/new-project/images/h24_12-01komisai-sumit.pdf

会議のタイトルは、「コミュニティサイクルまちづくりサミット」。
そうなんです。
結論から言っちゃうと、コミュニティサイクルは、単なる移動手段ではなく、「まちづくり」に深く関係するニューモビリティなんですねぇ。納得のお題なり☆

今回は、1日目の公開シンポジウムの様子を簡単にご紹介しますね♪

まずは、名古屋大学大学院の森川高行教授のご講演からスタート。
交通をご専門とされているだけあって、自転車だけでなく、カーシェアなどの世界的な取り組みなどもご紹介いただきながら、都市交通としてのコミュニティサイクルの役割や新しいまちづくりの可能性についてご教示いただきました。

▼森川教授の基調講演の様子。

続いて、名古屋工業大学大学院の伊藤孝紀准教授のご講演。
「2日目」で御紹介する名古屋コミュニティサイクル「NITY」のデザインをはじめ、名古屋をベースに様々なデザイン&アート・ディレクションをご担当されている立場から、市民や民間主導のソーシャルデザインの重要性を熱くお話いただきました。

▼伊藤准教授のご講演の様子。熱い!

そして、いよいよ各都市の事例発表へ。
トップバッターの富山市さん、2番手の横浜市さんに続き、ついに小村副師範のご登場!!
10月にホームの金沢で開催された「自転車利用環境向上会議in金沢」では、会議のすべてをコントロールする裏方に徹した本家MK。
今回は、満を持してのご登壇でした~☆

制限時間10分とはいえ、かなり押し気味に進んでいる状況を素早く察知し、発表直前に
「短縮バージョンでいこかな。」
と余裕のコメント。さすが、我らが副師範でございます!御意!
予告どおり、「まちのり」の概要を6分程度でわかりやすくご説明いただきました。
会場は、その内容とスピード感に拍手喝さいでした~♪

▼小村副師範、ついにご登壇なり!

続いて、表参道やスカイツリー周辺エリアで電動アシスト自転車をシェアしている「コギコギ株式会社」さん、札幌でポロクルを共同運営している「札幌大通まちづくり株式会社」さん、そして、地元名古屋でコミュニティサイクル事業にチャレンジする蔦井株式会社さんの計6事例の発表が行われました。

その後、ご登壇された6事例の皆様をパネリストとして、パネルディスカッションを開催。
コーディネーターは森川教授、司会進行は伊藤准教授。
ここでも、歯に衣着せぬ発言で、会場を何度も沸かせた副師範。
金沢に「まちのり」あり!を体現していただきました~。感謝!

▼パネルディスカッションの様子。

▼存在感&安定感抜群の副師範。さすがっす☆

今回の講演&パネルディスカッションでは、多くの気づきを得ることができました。

森川教授は、コミュニティサイクルが世界の多くの主要都市で導入されており、名古屋市くらいの都市には「無いとおかしい」という時代が来ていることを指摘されました。まさに、新しい自転車文化の一翼を担う交通手段として、大いに期待されていることが感じられるコメントでした。

伊藤准教授は、コミュニティサイクルは都市のブランディングの一つであることに触れ、人づくり、モノづくり、コトづくり、まちづくりなどの多様な「○○づくり」をつないでいくことが重要であることを指摘されました。まさに、「まちのり」が目指していることを熱く語っていただき、感激いたしました(T_T)

札幌大通まちづくり株式会社の服部さん。この方、とってもユニークで熱い人。
「ポロクル」は単なる交通サービスではなく、クリエイティブな活動の一つであり、ユーザーと一緒に創り上げていくことの大切さを説かれました。特に、ユーザーとスタッフが一丸となって自転車のルール遵守やその意識啓発に取り組んでおり、「ポロクルを使うと良い人になれる」という言葉がとても印象的でした。「まちのり」ももっと頑張らねば・・・。

東京のコギコギ株式会社の吉永さん。この方、実はわたくしの大学の先輩!
「コギコギ」の特徴は、お店やホテルをサイクルポートにして、有人で管理しているところ。
最先端のICTを活用しつつ、アナログな人間関係をうまくマッチングしており、「まちのり」の今後の展開の参考になるところがたくさんありました。
印象的だったのは、「シェアサイクルは、人々の回遊性を高めるだけでなく、企業バリューを高めることも一つの目的」、「あまり難しいことは考えず、面白おかしくやっています