まちネタ

憧れの街:フランス・パリ

金沢レンタサイクルまちのりスタッフブログをご覧の皆様、こんにちわ~。
おかげさまで、「まちのり」で検索すると、このブログがわりと上位にくるようになってきました。
1月19日よりスタッフブログを開始して、はや1か月が経過しました。
「毎日更新!」と豪語しておりますので、スタッフ一同これからも毎日頑張って行きたいと思います♪

先週末は大荒れでしたが、今日は快晴!
雪で足元をとられながらも、太陽の光が心地よく感じられます。

さて、本日は、週末恒例の「憧れの街」シリーズ。
満を持して、フランス・パリの登場です。

その名も「ヴェリブ」(velib’)。
自転車の「velo」と、自由を意味する「libre」を組み合わせた造語。
まさに、パリっ子の移動を自由自在にするアイテムとして定着しています。

最近のコミュニティサイクル・ブームは、このパリから始まったといっても過言ではないと思います。
事業スキームはJCデュコー社がすでにリヨンで実証済みのものですが、自転車2万台以上、サイクルポート数1400か所以上という圧倒的な規模での展開が話題を呼びました。

パリの街なかで、歩きながらキョロキョロすると、サイクルポートが見つかる。
それほど高密度に配置されており、そのほとんどは、車道上のパーキングを数台分削除して設けられています。「クルマへの過度な依存からの脱却」、「歩行者や自転車にやさしいまちづくり」をまさに実践しているなと感じました。
そして、驚かされるのは利用者の数。以前ご紹介したリヨンと同じく、多くの市民や観光客に利用されています。クレジットカードさえあれば、端末機でパスワードをその場で入手でき、来街者にとってもかなりわかりやすくなっています。
「まちのり」も、この姿勢を見習い、クレジットカードさえあれば、その場ですぐに使えるよう工夫していますよ~☆

そして、自転車走行空間整備も進められており、路上の自転車マークや看板があるおかげで、初心者でも安心して走行できました。
金沢の「自転車走行指導帯」のように、バスレーンと自転車の走行空間を併用している区間も多く、比較的お金をかけずにうまくネットワークを形成しているなと感じました。

我が国では、古くから市民の足として定着してきた自転車。
しかし、ルールが複雑で、道路整備の現場から無視され続けてきた自転車。
現在、国土交通省や警察庁が自転車走行空間整備のガイドラインを検討中であり、自転車の利用促進、走行空間整備、ルール周知の3点セットを一体的に進めていく必要があります。

金沢でも、まちのりの導入を良いきっかけとして、自転車交通が新しい文化となって街に溶け込んでいくことを期待したい。歩行者、自転車、クルマやバスが、それぞれに思いやりをもって、安全に通行できる環境をつくっていきたい。
そんな思いも胸に秘めながら、まちのりスタッフは今日も行く・・・。

▼ヴェリブ
paris1 
▼パリ市庁舎とヴェリブ
 
▼ちょっと休憩
 
▼バスレーン+自転車
 

by  m.k.