まちネタ

自転車のルールを現場で再確認♪

金沢のまちが、もっと好きになる。

金沢レンタサイクルまちのり。

 

熊本を中心とする大震災・・・心よりお見舞い申し上げます。

個人的にお世話になった方が益城町におられるため、震災直後に電話したところ奇跡的に繋がり、停電に悩まされながらも元気な様子を確認することができました。

が、その後にマグニチュードの大きな「本震」が発生。このようなケースは稀のようです。金沢からできることは多くありませんが、とにかく被災者の皆様の健康と安全を、そして一日も早い復旧・復興を心から祈念いたします。

同じ自転車シェアリングの取り組みで頑張っている久留米や鹿児島のことも心配です。祈るしかない状況ですが、朝が来ない夜はないと思います。何とかこの状況を耐え抜いていただきたい、そんな気持ちを込めて日々を過ごしていきたいと思います。

 

さて、今回は、先週の4/13(水)と4/15(金)に市内で実施された自転車の交通ルールを周知するための交通安全活動である「街頭指導」についてご紹介しますね。

4/13(水)は、まちのり広坂ポートや金沢市役所の最寄りの市道において実施された街頭指導に参加しました。この街頭指導には、石川県警察本部や金沢中警察署、交通安全推進隊、付近高校の先生、地元の地域の代表の方々、金沢市の職員の方々など、多くの関係者の皆様が参加されました。

 

▼朝7時30分ごろに集合。まずは街頭指導にあたっての注意点などを共有。仕切りは市歩ける環境推進課のYさん。

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▼高校生の皆さんも自転車走行指導帯をきちんと左側通行。

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▼関係者の皆さんによる周知活動は、交通安全やルールへの理解を深めていくためにも重要な取り組み。

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▼まちのりユーザーの方もきちんと左側通行。いつもありがとうございます♪

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4/15(金)は、まちなかから少し離れますが、沿道に金沢工大や日赤病院、金沢錦丘高校・中学のある県道窪野々市線において実施された街頭指導に参加しました。この街頭指導も同じく、警察、交通安全推進隊、付近高校の先生、地元の地域の代表の方々、石川県の職員の方々など、多くの関係者の皆様が参加されました。さらに、金沢の自転車施策を牽引されている三国千秋先生(北陸大学名誉教授)、三国成子さん(地球の友・金沢、安全で快適な自転車利用環境創出の促進に関する検討委員会委員)も参加されていました。

 

▼朝7時15分に集合。三国先生からも激励の一言。

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▼片側一車線の路線であることから、バス停ではバス乗降中、後ろで一時待機。

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▼小さな交差点でもきちんと信号を守るように指導。

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▼大声を出さずともプラカードでルールを周知。

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▼みんながルールを守ると、自転車の車列が発生。こうなってくると、交差点の問題が大きくなってきます。例えば、自転車専用信号をつけてクルマよりも先に横断させるなど、利用者が安全・快適に通行できるような交差点への改良を実現していく必要があります。

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以上、街頭指導に関するご紹介でした。金沢市では毎月15日を「自転車マナーアップ強化の日」に位置づけ、このような街頭指導を複数箇所で継続しています。

僕も初めて街頭指導に参加してから早や10年目。このような素晴らしい取り組みを継続してくださっている三国先生、三国さんをはじめ、警察の皆様、国・県・市の皆様、そして学校や地域の皆様に心から敬意を表します。

一方で、自転車走行指導帯の整備が着実に進んできている金沢だからこその課題も見えてきており、そのひとつが交差点の問題です。欧米諸都市では当たり前となっている自転車専用信号について、じつはわが国では法的な位置づけがなく、信号機を所管する警察側もよりどころがない状況なのであります。

 

「ルールを守ったら学校に到着する時間が遅くなった。」

「自転車の車列のせいでクルマの渋滞が発生してしまった。」

というように、ルール遵守の取り組みが、道路利用者の安全性や快適性の損失につながっては元も子もありません。道路を使うみんなが少しずつ我慢しながらも、それぞれ譲り合える環境を整えていくためには、やはり自転車専用信号の導入を真剣に検討すべきと考えます。

自転車通行空間がネットワークとしてつながってきている金沢だからこそ具体的に言える課題かと思いますので、全国に先駆けて発信していければと思います。関係者の皆様、頑張ってまいりましょう!

ではまた。