全国コミュニティサイクル担当者会議に参加♪
金沢のまちが、もっと好きになる。
金沢レンタサイクルまちのり。
晴天に恵まれた三連休から一転。本日は寒の戻りで肌寒い金沢。
それでも多くの来街者の皆様に「まちのり」をご利用いただき、誠にありがとうございます。今週は大学の卒業式・修了式が多くあるようで、卒業旅行シーズンも大詰め。学生の皆さん、金沢の移動は「まちのり」で、たくさんの良い思い出をつくってくださいね♪
さて、今回は、去る3月16日に東京の都道府県会館で開催された「全国コミュニティサイクル担当者会議」の様子をお届け。
平成23年2月に第一回目の会議が開催されてから早や6回目を迎えた担当者会議。年々事例も増えてきており、約150名の関係者が参加。過去5回の資料はすべてこちらに掲載されています。また、まちのりブログでは、第1回を除くすべての会議の様子をお届けしてきました。よろしければご覧くださいね♪
第1回(H23)
第2回(H24)
第3回(H25)
第4回(H26)
第5回(H27)
▼今回の会場は東京:永田町にある都道府県会館。デカい!!
▼約150名が参加。行政担当者をはじめ、コミュニティサイクル事業者、システムベンダー、コンサルタントなど多くの方々で賑わいました。
▼プログラムはこちら。国土交通省:神田課長のご挨拶に始まり、大阪市立大学の吉田准教授の基調講演、国土交通省:倉田専門官からの情報提供、そして千代田区、高松市、岡山市、札幌市(NPO法人ポロクル)、東京地下鉄株式会社(台北市)による事例報告が行われました。
吉田准教授からは、欧州を中心とした海外事例をもとに、コミュニティサイクルの普及を図っていく上で欠かせない自転車通行空間整備や交通安全教育についてご発表いただくとともに、「パブリックサービス」としてのコミュニティサイクルの重要性についてご指摘をいただきました。
倉田専門官からは、全国各地のコミュニティサイクルの特性や、都市再生特別措置法の改正、「道路協力団体」の創設などについて発表されました。
都市再生特別措置法の改正に伴い、今後、都市公園内での観光案内所やサイクルポートの設置が可能になるとのこと。また、「道路協力団体」になれば、道路のメンテナンス等に協力するかわりに道路占用許可の手続きが簡素化でき、道路上へのサイクルポートの設置も容易になるとのこと。
このように、国では公共空間において様々な規制緩和を行っており、コミュニティサイクルのように公共空間を活用したソーシャルビジネスを展開しやすい環境となってきています。この好機を活かさねば。
▼最後のパネルディスカッションの様子。金沢市歩ける環境推進課より、Y課長補佐とM主任が参加。ちなみにポスターの内容等については、後日、上記の国交省HPのコミュニティサイクル欄にアップされるはずですのでご覧くださいね。
▼金沢市のポスター。
▼姫路市のポスター。まちのりでお世話になっているシステム会社の㈱ペダルが運営する「姫ちゃり」。
以上、簡単ではありますが第6回の様子でした~。
会議後、千代田区、江東区、横浜市などの担当者の方々と共に、意見交換会を行い、各地の様々な工夫や課題について意見交換させていただくことができました。とっても有意義な一日でした。
コミュニティサイクルは、単なる自転車のレンタル事業ではなく、新しいモビリティを提供することで、地域全体の付加価値を高めるもの。
これからもっとこの事業が注目され、国の目標である100都市への導入(現在は77都市)が早期に実現されれば良いなと思います。
それではまた。