自転車の目線で金沢(雪)を観てみよう VOL.6
1月31日 今日で終わる1月、雪のため5日間まちのりを休止させて頂きましたが、雪も消え27日から運営を再開しています。
冬のまちのりも安全第一ですどうぞご容赦ください。
▼今日、好天に恵まれた金沢(金沢駅兼六園口前の通り もてなしドームが見えます 1月31日9:38撮影)。15時から今月の最高の利用人数、利用回数を更新しています。
今シーズンの冬は、暖冬かと思いきや24日の日本列島、記録的な大雪、低温となりました。金沢も降りました。
ということで今回は、雪の金沢をお伝えします。
その前に、里山の春「ふきのとう」をご紹介。ちょうど1年前の1月31日、「子来町さくら公園」と「近江町市場」で「ふきのとう」を見つけることができました。昨年の2月1日のブログ「2月を迎えた金沢」をご覧ください。
今年は、昨年より1週間早い1月23日に「ふきのとう」探をして参りました。
1.「子来町さくら公園」(18番の東山ポート近く)
①今年1月23日(土曜日)14:50
▼「ふきのとう」は、前日降った雪で隠れていましたが雪を除き「ふきのとう」を発見、残念なことに一足先に花芽が摘み採られていました。今年の春は、昨年より早いようです。
②昨年1月31日(土曜日)15:15
▼昨年は、雪が無く、花芽が出始めた良いタイミングで「ふきのとう」を見つけることができました。
2.近江町市場(3番の十間町ポート近く)
①今年1月23日(土曜日)14:13
▼今年は、昨年よりお多くの客さんが来ています。
▼お勧め上手な北川食品のおかみさんから「来年もまた来てね」とやさしいお言葉を頂きました。山のごちそう美味しかったです。
②昨年1月31日(土曜日)14:35
▼昨年は、北陸新幹線開業前、ゆっくりと近江町市場で買い物が出来ました。
本題の雪についてお伝えします。
最初は、北陸で一番人気の観光地 兼六園(けんろくえん)の雪(1月25日午後撮影)です。
兼六園については、参考に昨年3月22日のブログ「高いところから金沢(兼六園)を観てみようVOL.8」をご覧ください。
▼兼六園の栄螺山(さざえやま)から観た霞ケ池と卯辰山の眺望(まちのり君一番のおすすめスポット)
▼兼六園の「ことじ灯篭」
▼兼六園の眺望台から観た街と医王山
昨日のブログに紹介させて頂きましたが、ライトアップも始まりました。
次は、消雪です。
金沢では、雪を融かすため消雪装置を整備した道路が多くあります。
雪の降らない地域の人には、消雪とはどのようなものか分からない方も多いかと思いますので、少し説明。
消雪とは、地表面から約150mの深さまで井戸(パイプ筒径約350mm)を掘り、そこから地下水をくみ上げ、その水を道路下に布設した約100mmのパイプに送りそのパイプの穴から道路面に噴水のように水を出し、水の水温で雪を解かすのです。歩道では、舗装面の下にパイプを布設し、そのパイプに水を送り、水温で雪を溶かす無散水融雪工法が採用されている区間もあります。
雪が降ると自動的に水中ポンプが作動し水を送ります。
しかし近年、消雪用の井戸設置は、地下水を守り地盤沈下を防ぐため、新たに設置することができなくなっており、河川水や下水処理水などを利用しています。また、水を出さない(無散水)地中熱、太陽熱、エコエネルギーを使用したシステムも使われています。
▼降雪の中、バスを待つ市民(歩道は消雪装置がありません。1月25日7:34)
▼次の日のバス停(1日でかなりの雪が消えました。1月26日15:59)
▼道路路肩に雪が残っている場合、自転車は特に注意が必要です。(1月26日15:49)
▼休止中の本多町ポート(1月25日16:11)
▼昨日の本多町ポート27日より運営再開(1月30日9:22)
▼道路の地表面から散水
▼橋の側面から散水(構造上、道路面にパイプ布設が難しいため)
▼お堀通り(百間堀り)の歩道の無散水融雪(歩道の雪がきれいに溶けています:1月25日16:04)
▼細街路で消雪がある区間と無い区間の違い(奥が無い区間で、雪が残っています)
特に、外国人観光客は、道路から水が噴き出す消雪を不思議そうに見ていました。
次は、金沢の冬の優しい話です。
金沢市内のバス停(十数か所)には、除雪用スコップが3本ずつ設置されています「思いやりの雪すかし運動」として12年前から金沢市が行っています。バスを待つ市民に除雪をしてもらい、市民や観光客が快適にバスを利用できるようにする運動です。
金沢には、「やさしいね」834点以上の値打ちのお話が沢山あります。
▼こども図書館前バス停(4番の玉川町ポート近く)
▼石浦神社前バス停(14番の広阪ポート近く)
▼高校生も歩道の除雪作業(13番の本多町ポート近くローソン前:1月25日16:10)
▼昨日、雪が消えていました(1月30日9:22)
▼色々なところで滑り止めに「むしろ:わらで編んだ敷物」が敷かれています。安全第一のちょっとしたおもてなし。
金沢は、冬も快適に過ごせる安全・安心な街です。北陸新幹線は雪にも強く安定した運行を続けています。まちのりも大雪など悪天候以外は運営しております。是非、雪の金沢にお越し下さい。
今日もご利用ありがとうございます!