まちネタ

金沢にも矢羽根表示が続々登場!

人とまちをつなぐコミュニケーションツール。金沢レンタサイクルまちのり。

 

水曜担当mkでございます。

本日は自転車通行空間に関するネタをひとつ。

最近、全国的に自転車通行空間の整備が進みつつありますが、その先駆けとなったところが金沢にあります。

まちのり東山ポートが面する国道359号の浅野川大橋~山の上間。ここでは、狭い歩道上を歩く小学生や地域の皆様の安全を守るため、平成19年に「バスレーンの中に自転車の通る場所を描き、自転車の車道左側通行を促進する」という社会実験が行われました。

それにより生まれたのが、今や全国区となった『自転車走行指導帯』なのであります。

その全国初の自転車走行指導帯も、最近の全国的な流れにあわせてグレードアップしつつあります。

平成24年11月に国土交通省と警察庁が「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」を公開して以来、特にクルマの交通量が多い幹線道路では、自転車通行空間を示す路面表示として「矢羽根表示」が採用されるようになってきています。

そこで、今年2月に開催された金沢自転車ネットワーク協議会において「金沢自転車通行空間整備ガイドライン」が改定され、市内でも「矢羽根表示」を使っていく方向となりました。色はもちろん灰桜色。まちなかの景観への配慮はばっちり。

ということで、全国初の自転車走行指導帯も、道路の改良に伴って「矢羽根表示」に生まれ変わってきています!

 

▼北陸新幹線開業後、観光客でひしめき合う東山界隈。

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▼こちらが全国初の「自転車走行指導帯」矢羽根バージョン!

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▼一部、暫定的に破線ですが、自転車利用者も車道左側通行♪

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▼まちのり東山ポートのすぐ近くですので、ご興味ある方々はぜひまちのり自転車で走ってみてください。

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▼まちのり自転車のハンドル部分には自転車のルールが明記されていますので、これに従ってご利用ください。

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このほか、武蔵交差点~彦三交差点間にも、矢羽根表示が交差点部にて採用されているほか、最近整備された金沢工大前の県道でも一部交差点に矢羽根が導入されています。

 

▼武蔵~彦三間の矢羽根表示。車道の一部ですが、なんとなく矢羽根の上に乗らないよう右に寄っています。この視覚的効果により、自転車との共存が図られます。ここがポイント!

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北陸新幹線の開業にあわせて、観光客の増加やそのおもてなしについて連日のように報道されていましたが、じつはこのような道路整備の現場においても、日々改良や安全対策が行われています。

派手ではないけれど、すごく大切な道路整備事業であり、これを平成19年から定期的にメンテナンスされている道路管理者や建設会社の皆様に心から感謝申し上げます。

全国初の自転車走行指導帯が整備されたあと、平成23年3月に「金沢市まちなか自転車利用環境向上計画」が策定され、これまでまちなかで約15kmの自転車走行指導帯が整備されてきました。

見た目は地味な路面表示ですが、その効果は絶大!まさに継続は力なりでございます。

これからも、市内の自転車通行環境の変化に注目して、またこのブログでもご紹介していきますね♪そして、まちのり利用時には「自転車走行指導帯を左側通行」でお願いしますね!ではまた。