まちネタ

まちのり de ランチ(part49:涎屋)

おいしい金沢を巡るベストな乗り物、「まちのり」。

台風一過、今週は晴天が続いており、最高の自転車日和となっている金沢。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋・・・そして「まちのり」の秋!みなさん、それぞれの秋を満喫されていることと存じますが、そのワンシーンに「まちのり」を加えていただけると嬉しいなぁと思います。よろしくお願いしますね♪

さて、今回は久々の「まちのりdeランチ」。

最近、尾張町ポートの近くにオープンした「涎屋」さんの登場です。

まずはみなさん、お店の名前、一発で読めましたか??

答えは、「よだれや」と読みます。まさに、食べる前からヨダレが垂れるほど、美味しいものがあるのでございます!

▼昭和3年の建築物「旧村松商店」の2階にオープンした「涎屋」さん。

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 ▼素敵な雰囲気漂う入口。そそられますねぇ~!

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▼最寄りの尾張町ポート。お馴染ですね。

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▼尾張町ポートから、道路を渡って三田商店さんの横の路地を進み左手にあります。

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▼涎屋さんと尾張町ポートの場所はこちら。

 ※赤色のマークにカーソルを合わせると施設名が出ます。

 

入口のメニューをみると、「ハヤシライス」のみ。あとはドリンクが少々。

超シンプル・・・この潔さに心揺さぶられます。早速店内へ。

一歩入ると、昭和初期の洋風建築が放つ独特の雰囲気があります。当時のモダニズムを感じるデザインと、それを活かしたインテリア。さすがは金沢市指定保存建造物。建築好きにはたまりません!

▼おしゃれな通路に入り、奥の趣ある階段をあがって2階へ。

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すると、赤い絨毯が敷かれ、中央に吹き抜けのある素敵な場所が。そう、ここが「涎屋」さんの店内なのでございます。それにしても素晴らしい雰囲気。吹き抜けからは1階オフィスの活動も感じられ、高級レストランの空気を身にまといながらも、どこか身近で暖かい場所。まったりと過ごしたくなること間違いなしでございます。

▼いざ、素敵な店内へ。

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一番奥の席に座ると、すぐさま店員さんがこちらへ。

もちろん、「ハヤシライス」をオーダー。店内の雰囲気にテンションが上がり、ちょっとリッチな気分になってドリンクセットを注文。1,450円なり。

先にサラダをいただき、待つこと数分、メインディッシュの絶品ハヤシライスの登場でございます!

▼まずは、前菜のサラダ。

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▼そして、こちらが看板メニュー「ハヤシライス」。

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「おおお~~~!!」

ハヤシライスが目の前に運ばれてきた時のわたくしの第一声。メニューもシンプルなら、ハヤシライスもシンプル。しかし、このシンプルさの中に並々ならぬこだわりが隠されています。

最初の一口、赤ワインの風味がふわっとひろがり、野菜を長時間煮込んだコクとうまみが追いかけてきます。そしてなんと、存在感あるお肉のかたまりは、最高級の能登牛を使用。これまた丁寧に煮込んでいるため、スプーンで簡単にほぐれます。とにかく美味しいの一言。

わたくし、ボキャブラリーに乏しいため、これ以上説明しきれません。。。詳しくはあすかりんのブログをご覧くださいませ(笑)。

その後、デザートとして、グレープフルーツのシャーベットと、ドリンクセットのアイスコーヒーを楽しみ、胃も心も満たされたスペシャルランチ終了。いやはや、最高でした♪

▼グレープフルーツのシャーベット&アイスコーヒー

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▼シャーベット上のジャムも手づくりとのこと。すっきりサッパリ♪

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ちなみに、専用の駐車場はありませんので、「まちのり」でのアクセスをおすすめします。尾張町ポートからは徒歩2分程度ですので、ぜひご活用くださいね。

 

そして、今回はここで終わりません、いや、終われません!この涎屋さん、単なる飲食店ではないのです。

涎屋さんがある旧村松商店さんの1階には、「GEUDA(ギウーダ)」というワークスペースがあります。GEUDAでは、革新的なアイデアを具現化したい「人」を支援し、ビジョナリーの育成と創業支援を行っているとのこと。詳しくは、こちらをご覧ください。

日本のシリコンバレーにようこそ!R不動産の移住マガジン「real local」

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所定の審査に合格すると、GEUDA内のワークスペースが利用できる他、居住空間や食事の補助、毎月の研究資金の支給など、アイデアを実現するための徹底した支援を受けられるとのこと。

定員10名に対し、第一段として6名が審査に合格して活動中。そのうちの一人が、「涎屋」を経営するUさん。金沢美術工芸大学出身のイケメン店長さんで、昼はハヤシライス専門店&他の5名にまかないランチを提供するシェフ、そして夜はデザイナーとして活動するという二刀流。才能の塊のような人です。

こういった才気あふれる若手の方々が、思いっきり情熱を傾けられる場が、ここ金沢の旧村松商店に出現しているのであります。GEUDAのスキームについては、またいつか取材させていただきたいと思いますが、全国的にも珍しく、とっても面白い取組だと思います。

「移住」という考え方・・・歴史・伝統・文化に彩られた金沢は、上記のようなクリエイティブな方々にとってすごく刺激的で居心地の良い場所だと思います。むやみにやたらと来街者を増やすばかりではなく、才能ある方々にふさわしい環境と場所を提供して移り住んでもらうという視点。これは重要なキーワードになりそうですね。

と、少し話がそれましたが、ハヤシライス専門店の「涎屋」さん、そしてそれらの活動を支えるGEUDAの取組を今後も要チェックや!

ではまた。