ますます広がる自転車走行指導帯♪
金沢のまちが、もっと好きになる。
金沢レンタサイクルまちのり。
本日もたくさんのご利用をいただき、誠にありがとうございます!昨日のino隊長のブログでも紹介されておりましたが、9月は晴天にも恵まれ、驚異的な利用回数を記録しております。日中も涼しくなって絶好の自転車日和が続いておりますので、引き続き「まちのり」でのまち巡りをお楽しみくださいね♪
さて、本日は、「まちのり」の話題はお休みし、「自転車走行指導帯」のお話。
▼自転車が通行すべき車道の左側端を示した指導帯。
過去にも何度かブログでご紹介しておりますが、これまでは、金沢市中心部での整備が主流であり、まちなかではすでに10km以上もの市道で整備が行われています。
今回は、郊外部の整備事例をご紹介。
場所は、金沢二水高校の前の市道であり、野田中学校や泉野小学校なども近接するエリア。その約550mの区間に、このたび自転車走行指導帯が整備されました。
▼こんな感じの道路なり。
整備主体は、もちろん、MIZU師範率いる金沢市歩ける環境推進課&中山CAP率いる金沢市道路管理課。この最強チームの手にかかれば、あっという間に指導帯が出来上がります。
上の写真からわかる通り、道路の両側にまずは「歩行者の通行する場所」を確保し、その横に「自転車マーク+矢印+文字」の路面表示を設置して、クルマへの注意喚起をするための「破線」を引いています。
さらに、この区間では、車道部のセンターラインを消去し、「この区間は歩行者や自転車が優先だよ」というメッセージをクルマのドライバーに訴えかけています。
現地をみたのは夕方のわずかな時間でしたが、早くもその効果が表れているように感じられました。
▼ルールを守って左側通行するユーザー。クルマも破線を意識しながらゆっくりと通行しています。
▼交差点部には「信号確認」の文字。当たり前ですが重要です!自転車は本来クルマとおなじ「車両用信号」を確認する必要がありますが、その習慣はまったくないのが実情です。
この自転車走行指導帯が全国で初めて設置されたのは平成19年。金沢市内の旧国道159号(現359号)の浅野川大橋~山の上間でした。あれからはや7年が経過しましたが、「自転車走行指導帯」という名前もすっかり全国区となり、平成24年11月に公開された「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」の中でも、「車道混在」という整備形態が設けられる大きなきっかけとなりました。
わたくしmk、全国初の事例に携わらせていただき、その後の発展を見届けられているということは、一人のプランナーとして最高に幸せだなと感じます。感謝感激でございます!
これからもますます広がる自転車走行指導帯が、全国各地の道路交通環境改善の大きな足掛かりとなることを信じて、これからも金沢の動向を広くお伝えしていきたいと思います。
そして、こんなコアな情報も扱う「まちのりスタッフブログ」を、これからもよろしくお願いしますね♪
ではまた。