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【中編】第1回まちのり回遊ツアー文学編☆

人と街をつなぐコミュニケーションツール。

金沢レンタサイクルまちのり。

 

本日は、予告通り、昨日開催しました「第1回まちのり回遊ツアー文学編」の【中編】でございます。

その前に、地元の皆様、本日の北國新聞朝刊はご覧いただけましたか?

昨日のツアーの様子を掲載していただきました~!感謝っす☆

 

▼5/27北國新聞朝刊記事でございます!ありがとうございます♪

 

さて、今回は5/27ブログからの引き続き。

石川四高記念館(石川近代文学館)の巻でございます。

泉鏡花記念館・金沢文芸館をみて、まちのりに乗って、白鳥路経由で四高記念館へ。

快晴の中、とっても心地良い風を受けて、しいのき迎賓館を眺めながらの快走。

ん~~~最高です♪

 

▼気持ちよさそうに快走する参加者の皆様☆

 

▼歴史ある四高記念館の前を通過するスタッフmizu♡~

 

▼四高記念館到着であります。邪魔にならないよう整列なり☆

 

時間の都合上、無料ゾーンのみ入館。

ここで、講師の香村先生より講義。さすがは元館長!という講話をいただきました。

「四高」(しこう)は、当時の第四高等学校の略称であり、現在の金沢大学の前身となります。

いわゆるナンバースクールとして全国有数の名門校であり、三文豪の一人である徳田秋聲さんや小説家の井上靖さんをはじめ、安倍総理のおじいさま、東芝やキリンビール等の我が国を代表する企業の社長さんなどなど、偉大な方々を多く輩出しました。

ナンバースクールについては、昨年8月6日のブログでも少し触れましたが、ちょこっとおさらい。番号順に、以下のようになっているのですねぇ。

 

一高=第一高等学校 → 現在の東京大学

二高=第二高等学校 → 現在の東北大学

三高=第三高等学校 → 現在の京都大学

四高=第四高等学校 → 現在の金沢大学

五高=第五高等学校 → 現在の熊本大学

六高=第六高等学校 → 現在の岡山大学

七高=第七高等学校 → 現在の鹿児島大学

八高=第八高等学校 → 現在の名古屋大学

 

この中でも、最も初期の明治19年に創設されたのは一高~五高。

東大や京大と肩を並べる名門校としての生い立ちを有していたとは、金沢大学出身のわたくしも、ちょっと誇り高い感じになっちゃいます♪

この伝統を今に受け継ぐ重厚な赤レンガの建物。この建物は、明治24年(1891年)に建てられたもの。もう120年も経ってますが、窓枠のアーチや煙突がとってもモダンですよね。

アクセントに使われている白いレンガがとってもおしゃれ!

この四高。香村先生のお話によると、当時は新潟との誘致合戦があったとか。

金沢の勝利の陰には、前田藩を中心とした団結力と経済力があったのです。さらに、現在の館長さんは、前田家の流れをくむ方とか・・・恐るべし、四高記念館!

 

▼香村先生の講義に聞き入る参加者の皆様。

 

また、レンガ造りの建物にもいろんな工夫がなされていることを教えてくださいました。

例えば、窓の枠(内壁)は、建物の内側に向けて開かれた形状になっており、これはより多くの光を取り入れるためであること。

概観はすべてレンガのように見えるけど、内装の壁面に木材を使うため、ところどころに木製レンガを当て込み、釘を打てるようにしていること。

これらのお話に、参加者&スタッフ一同、「そーなんやぁ!」と感嘆の声。ほんと勉強になります。

このほか、館内の模型や展示物に対する解説もいただき、またひとつ金沢通の階段を上った気がしています。

 

▼館内の展示物や模型を用いて学習。とても良い勉強になりました。

 

ブログとしてとりまとめてみると、四高記念館ではやや文学のお話から離れたかもしれませんが、その背景となるお話をたくさん伺うことができました。

優良ゾーンが石川近代文学館となっておりますので、ここにはまた後日入館し、知識を深めたいと思います。

四高記念館については、昨年8/6のブログもご参考までにご覧くださいね♪

https://www.machi-nori.jp/wp/blog/2441

四高記念館での学習を終え、再びまちのり自転車に乗車し、次なる目的地「室生犀星の」へ。

 

▼次なる目的地へGO!

 

▼広坂ポートの前を通過して、いざ室生犀星の碑へ。

 

今回もそれなりにボリューム感たっぷりとなりましたので、ここから先は、明日の【後編】に続きます。

明日のブログもぜひご覧くださいね♪

それでは。