まちネタ

祝!まちなか自転車ネットワーク公開♪

金沢のまちが、もっと好きになる。

金沢レンタサイクルまちのり。

 

最近、天気の良い日が続き、いよいよ春の訪れが感じられる今日この頃。ツエーゲン金沢とのコラボ企画も絶好調!しかし、本日夜から急激に気温が下がり、真冬に逆戻りの予感。寒暖の差が激しい時期ですので、皆様くれぐれも風邪などひかないようご注意くださいね♪

さて、本日はちょっとした情報提供。

先日、金沢自転車ネットワーク協議会のホームページにおいて、「金沢市中心市街地の自転車通行空間整備ネットワーク(案)」が公開されました。「金沢自転車ネットワーク協議会」というのは、学識者の先生方をはじめ、道路を管理している国・石川県・金沢市の皆様、そして交通を管理している警察の皆様からなる協議会です。平成23年2月に設立され、今年で3年の月日が経ちました。その間に、自転車マークや矢印などの路面表示方法などを定めた「金沢自転車通行空間整備ガイドライン(案)」を策定しており、その内容に基づき、今回の自転車ネットワークができあがったという流れです。詳しくは、協議会ホームページをご覧くださいね。

▼金沢自転車ネットワーク協議会HP

https://www.hrr.mlit.go.jp/kanazawa/douro/bicycle.co/index.html

▼金沢市中心市街地の自転車通行空間整備ネットワーク(案)

https://www.hrr.mlit.go.jp/kanazawa/douro/bicycle2/index.html

 

ちなみに、「まちのりポートマップ」には、細い緑色の線で、「まちのりおすすめルート」を設定しており、ほぼ上記のネットワークに合致した形となっています。

▼まちのりポートマップ

https://www.machi-nori.jp/wp/pdf/machinori.pdf

 

上記の各ネットワーク路線では、これから、「自転車走行指導帯」の整備が進んでいくことが期待できます。

金沢市内では、MIZU師範、MK副師範、中山CAPらのご尽力により、すでに10キロメートル以上の指導帯が整備され、自転車が車道の左側端を安心して走れるようになってきています。

僕も先日、小学生の娘と一緒に自転車で走ってみましたが、やっぱり、自転車マークと矢印があるだけで安心感が違うようで、最初は少し怖がっていた娘も、途中からは楽しみながらペダルをこいでいました。そして、指導帯のないところでも、自然と左側に寄るようになってくるのがすごいところ。よく、交通公園で自転車安全教室が行われていますが、金沢のまちなかでは、自転車走行指導帯のおかげで実地訓練ができてしまうのです(笑)。

▼やっぱり指導帯があると気持ち的に違うなぁ。

 

▼交差点部では、クルマが遠慮して破線を踏まないようになっています。

 

▼指導帯がないところも、左側通行が身についてくるようです。

 

しかし、自動車の交通量が多い幹線道路では、親の心理からしてなかなか車道を走らせるのは難しいところ。脚力や判断力のついた中高生ならともかく、まだその力が身についていない小学生は、道路交通法でも例外的に許されているとおり、歩道をゆっくりと走らせるのがやむを得ない対応かなと感じます。そう、歩道はあくまでゆっくりと。これはマナーの問題ですね。

この意味では、東京や大阪でみられるように、車道には「自転車レーン」を整備しつつ、「歩道も通っていいよ。そのかわりゆっくりと歩行者優先でね!」というハイブリッドな対応がベターなのかなと思います。

▼大阪市本町通の自転車レーン。歩道にも「ゆっくり」などの表示があります。

 

この大阪の事例では、歩行者が多いということもあり、すでに過半数の自転車利用者が車道を走るようになっているとのことです。みんなが実際に走ってみて、「あ、車道の方が走りやすくて快適だな!」と思うようになれば、自然とルール通り車道を走る人が増えてきて、いつしかそれが利用者にとってもスタンダードになるのではないかなと思います。

ちなみに、大阪の自転車マークは、じつは金沢の自転車マークを少しまねてカゴをつけたとのお話を聞きました。金沢の取り組みが他都市の模範となっていることにちょこっと誇りを感じますね♪

ということで、今回はややマニアックな情報提供でございました。

まちのりユーザーの皆様も、車道左側通行の基本ルールを守りながら、安全に楽しく金沢のまちを巡ってくださいね♪

ではまた。